ディレクター・貞末哲兵

皆様、こんにちは。

 

今回はメンズシャツ人気ランキングでも、

常連のSciolto(ショルト)についてお話ししたいと思います。

 

 

まず"Sciolto"の意味ですが、

イタリアの楽譜から引用し、

伸びやかに、自由に、解き放たれた」 という意味を込めてつけられた名前です。

 

ちなみにナポリでは、

このScioltoつまりワンピースカラーは、カプリと呼ばれています。

フランチェーゼもナポリで呼ばれているシャツの襟型の名前です)

 

鎌倉シャツでのカプリシャツは、

からかぶるプルオーバーシャツを意味していますが、

ナポリではワンピースカラーのことなのです。

 

このワンピースカラーが、何故ナポリでカプリと呼ばれているのか?

 

明確な定義はないのですが、

カプリ島というラグジュアリーな場所での社交場で好まれていたシャツ

いう説が有力です。

 

 

 

 

シャツの特徴としては、前立ての一部から生地をつないでいき、

台襟なしで、襟を作ってあります(ワンピースカラー)。

 

このワンピース(1枚つなぎ)になっている構造が、

襟元を構築的にし、着用した時にとてもエレガントに見えるのです。

 

相手からの見え方としては、

「主張があるのだけど、なぜ主張があるのかは、なかなか分からない」というギリギリのラインで作ってあります。

 

これ見よがしなワンピースカラーも世の中にはありますが、

鎌倉シャツのScioltoは地味派手なバランスに抑えているのです。

 

 

基本ノータイ用に作られていながら、

キチッとして見えるシャツは、ワンピースカラー以外にありません

 

日本ではビジネスで着用可能ですが、

リゾートにもオススメなシャツであるのは間違いありません。

 

伸びやかに、自由に、解き放たれたワンピースカラーSciolto。

様々なシーンで活躍するでしょう。

 

ちなみにプロダクションマネージャーの宮澤が、常日頃私に言うのは、

 

これだけ作るのが大変なワンピースカラーをこの価格で売っていいんですか?ホントに。

 

です。

 

手間暇かけて作るのはこちらの都合でしかありませんが、

着用の際に「このシャツは誰にでも作れるわけでなく、縫製が難しい仕様である」と、

少しでも思っていただけたら、Scioltoも浮かばれるかと思います。

 

宮澤と次のScioltoを画策中ですが、

次のモデルは鹿の子素材になるかもしれません。 (まだ内緒です)

 

それでは、また。

 

 

貞末哲兵